「令和2年度 第1回研究会総会」が開催されました。
2020年08月04日
開催概要
主催 :漢方産業化推進研究会
開催日時 :2020年7月31日(金)14:00~15:30
開催方法 :ZoomでのWeb開催
参加者 :37名
当日の内容
1. ご挨拶
代表理事 渡辺賢治
2. ご講演 「食薬区分のはじまり、現状および今後の課題」
昭和薬科大学 医療薬学教育研究センター 佐竹元吉 先生(研究会アドバイザー)
内容概要:過去に、食品中の成分の薬理作用の研究が進んだ結果、疾病の予防などの効果をうたった健康食品が出現し、医薬品との区別が曖昧になってきた経緯がありました。そこで、薬と称されているものを正しく区別するために、食薬区分、薬機法、食品衛生法により食品と医薬品を明確に区分するようになりました。現在、各原材料の機能性の研究がより進む中で、再度検討が必要な食薬区分もいくつか出てきています。今後は、食薬区分の成分本質だけでなく、運用方法に関しても新しい規格を検討していく必要があります。
3. 昨年度活動の総括と今年度のビジョン 「ウイズコロナ・アフターコロナ時代の漢方」
代表理事 渡辺賢治
内容概要:漢方は、2009年度の新型インフルエンザ流行時には医療者や政府の、理解不足やエビデンス不足などによりあまり活用されることはありませんでした。しかしながら、新興感染症に対する漢方治療は、医療費の節約だけではなく副作用の少なさや耐性ウイルスを作らない、治験が必要ない、重症化を防ぐなど様々な利点があります。新型コロナウイルス感染症に対し、漢方産業化研究会では予防・軽症までの段階の漢方治療ガイドラインの作成と薬局リストの整理を進めました。ウイズコロナ・アフターコロナ時代は未病改善の時代となり、未病の一番の治療手段となる漢方のニーズは今後増えていくことが予測されます。漢方産業化推進研究会として、出口戦略からの漢方の6次産業化を推進してきましたが、2020年は漢方を医薬品としてだけではなく、食などの幅広い文化として浸透させ、その漢方ブランドを海外へ展開を目指していくことを考えています。
4. 令和2年度研究会活動方針
事務局 株式会社メディヴァ 代表取締役 大石 佳能子
内容概要:漢方産業化のバリューチェーンにおける出口戦略を再考し、推進研究会としてのあるべき姿を見直すために、まずは各会員様とのヒアリングより知見の共有、その後、具体的な事業創出への議論を進めることを予定しています。
当日資料とzoom映像のご共有
1.佐竹元吉先生 講演資料
2.渡辺理事 発表資料
2.渡辺理事 参考資料
3.事務局資料
動画視聴リンク
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